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2018年2月14日 (水)

重いエアコンにはご注意。

 現在発売されているエアコンで高機能を謳ったタイプでは室内機が非常に重いものが増えています。

 エアコン入替工事のご相談をいただき、建物の構造、購入を予定している機種をお聞きしたところ、エアコン購入前に一度現地を拝見させていただいたほうが安全ということになり伺いました。

設置されていたのはこちらのエアコン。
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はじめは気付かなかったのですが、縦のラインを中心に壁(正確には梁型)が歪んで下がっています。

 エアコン本体の質量は16kgで高さよりも奥行きのほうが大きいタイプです。発売年度からおそらく2007年頃に購入されたものと思われます。

 建物はマンションで構造物のコンクリートの梁を囲むように木材の下地と石膏ボードで造作されていました。

 しかし重い室内機のため長年にわたる荷重で梁型の壁は下地の木材と共に歪みを生じて下がっていました。写真のラインの裏にはちょうど縦に下地の木材が入っています。

 それだけではなく天井も引っ張られて少したわんでいて、後日の新品取り付け時にわかったのですが壁面は室内機の引っ張り荷重のため手前側に膨らんできていました。

 この状況で再度重いエアコンを選定購入するのは危険です。お客さまからマンションの管理組合にコンクリート躯体(共用部)へのアンカーボルト打ち込みの許可が下りるか確認していただきました。

 結果は不可。最近は特に許可の下りないところが多くなりました。大規模修繕工事で足場を組むときは“これでもか!”というほどアンカーを打ちまくるのですが個人ではやはり難しいですね。

 これ以上壁に重い負荷をかけ続けるのは危険なので軽い機種を選定いただき取り付けまで完了しました。

 マンションなどではエアコン用に壁が補強してあるところもありますが、実はその補強も信頼できるものではないこともあります。
 補強板が石膏ボードの裏に取り付けられているだけの場合は重量に耐えられず梁型全体が下地と共に下がってくることも考えられます。

 「このエアコンがいい」と機能やデザインだけで選ぶのではなく、本当にその壁に取り付けても十年以上の長期にわたり安全なのかということも考慮にいれて機種選定されることをお勧めします。

 なお新品取付工事の写真は撮っていませんでした。coldsweats01

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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