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2017年11月16日 (木)

エアコン入替工事(2階横引き)

横浜市のお客さまのお宅へエアコンの入れ替え工事で伺いました。毎度ありがとうございます。

今回は2階に室内機、バルコニーに室外機が設置されていますが、バルコニーは少し離れたところにあるため長い梯子(はしご)を使用しパイプを横引き配管する工事になります。

撤去するエアコンはこちら、
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運転したところ能力が弱くなって温度があまり出ませんでした。

パイプの状態は、
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だいぶヨレヨレになって日の当たりの良いところはバンドが紫外線で劣化切れしています。

パイプの横引き部分はヨレで逆勾配となり排水管に水が溜まっていました。

ガスはまだ入っているのでポンプダウンし外します。
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ガスが入っていない場合は危険なのでポンプダウンはしません。

室内機とパイプを分離するため梯子をかけて作業します。
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今日は天気が良くて気持ちいい。

穴のパテを外してみると、
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いつものように養生管は入っていません。

養生管は壁内での配管結露の防止、虫やネズミによる被害の抑制、空気の流通を抑制する効果、モルタル壁ではメタルラスからの絶縁効果、などがあるため必要なものです。

室内機を外して中から見ると、
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このような感じです。

室内機の据付板を外すと、
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ねじ込み式のボードアンカーが使われていました。

これは室内機の落下事故が多発するためエアコンメーカーより使用が禁止されています。落ちなくてよかったですね。

ねじ込み式ボードアンカーは据付板と壁との密着を妨げ、滑りやすくなるため撤去してパテ埋めしました。
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撤去作業も終わり、
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新品エアコンの登場です。

お久しぶりですシャープさん。(AY-G22DH)

据付板を取り付ける前に壁の厚みを測ります。
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今回は壁の穴があるのでそこで計測。

何のために測るかというとボードアンカーの選定のためです。ボードアンカーは壁の厚みによりそれに合ったものを使用しなければなりません。短ければ石膏ボードを破壊して数か月から数年でエアコンが落下、長ければグラグラで使えません。

こちらは12.5mmで普通の壁に使用される厚みです。たまに9.5mmボードを使用していたり、ボードを二枚貼りしているお宅もあります。

新しくボードアンカーを打ち込みました。
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もちろん金属製カサ式ボードアンカーを使用。

エアコンの重量、形状、配管方式などを考慮して打ち込む本数を決めています。

真ん中の一本は、
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ネジで固定します。

このネジを打ったところは間柱(在来木造の柱と柱の真ん中にある細い柱)に強固に固定されています。万が一大きな荷重がかかり、ボードアンカーが抜けたとしてもエアコンが落下することはありません。

据付板の取付完了。
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養生管も差し込みました。

室内機を取り付ける準備が終わったら、
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室内機を据付板に引っかけます。

どこのメーカーでも室内機は据付板に引っかけてあるだけで、下から持ち上げると外れてしまうので注意しましょう。

今度は外側の作業になります。
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梯子に登って配管接続、テーピング、固定と行います。

梯子に登っての横引きは体力を消耗します。(年齢もあるか・・・)

横引き配管の仕上がり具合は、
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このようにヨレはありません。

エアコンのパイプには排水用のドレンも一緒に配管するので下り勾配を付けなければなりません。サッシに干渉しない程度に1/50勾配(1mにつき2cm)を確保しました。

屋外に使用しているテープは厚めで劣化の少ないものを使用しています。

パイプを固定するバンドは、
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お客さまとの事前の打ち合わせで硬質サドル(有料)を使用しました。

普通のエアコン用のバンドでは太陽光の紫外線を受けて、2~3年で巻いたテープより先に切れてパイプがブラブラしてしまうことがあります。これがエアコン用として流通しているのですから不思議です。

室外機周りの配管は、
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お客さまのご希望でバルコニー排水口近くでエアコンドレン排水を放流するため勾配を多くとります。

バルコニー内ではパイプや室外機に人や物が接触することが多いため、少ない勾配だと動いたときに逆勾配になってしまうことがあるためです。

一通り配管処理が終わったら
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電線も接続して真空引き作業を行って工事完了。

バルコニー自体の排水勾配で室外機が大きく傾くため、
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右側に防振ゴムを敷きました。これでほぼ水平です。

次に絶縁抵抗を確認したら
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試運転です。

いつもの項目と現場ごとでの必要と思われる項目を確認してすべて合格で完了となりました。

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http://kato-aircon.com/

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