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2017年9月

2017年9月27日 (水)

見えないところもしっかりと

今回は古くなったエアコンの入れ替え工事での配管化粧カバー内部施工の模様です。(川崎市高津区)
ご依頼をいただき有り難うございました。

仕上がりはこちら
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2階のエアコンは壁の穴から左に横引き(排水勾配は取ってあります。)してから地上まで下しています。

本当は壁から出たら横引きせずに配管したほうが排水などは都合が良いのですが、もともと付いていた配管化粧カバーがこのルートになっていて、別のルートに変えると沢山のネジ穴や退色していない壁が出てカッコが悪くなるためこのようにしました。

もちろん使わなくなったネジ穴はコーキングでシールしています。

しかし2階から配管を地上まで下すと、銅管や電線で結構な重さとなり本体付属のドレンホースでは硬いので問題ありませんが、そこから延長する通常のドレンホースでは角の部分で荷重によりツブレなどが生じます。

それを防止するため今回は塩ビ管を使用します。
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壁の穴から出ている本体のドレンホースに延長用のドレンホースを接続してその上に塩ビ管をかぶせます。

塩ビ管によりドレンホースのヨレも防止でき排水勾配を保持することもできます。

上からテーピングをします。
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このテーピングで配管断熱材の伸縮によるドレンホースの抜け防止、そして穴のパテ埋めによるシール性の向上が見込めます。

角の部分は
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このように塩ビ管でドレンホースへの負担が軽減されます。

ここはカバーをしてしまえば見えなくなってしまうところですが、肝心な機能に関する部分です。

エアコン工事は機能の維持と安全性が第一だと思います。

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2017年9月22日 (金)

エアコンの爆発とは?

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お客さまより「エアコンて爆発するんですか?」とご質問がありました。

 稀ではありますが条件がそろえば爆発します。

 爆発を起こすのはコンプレッサー(ルームエアコンでは室外機内の圧縮機)で、条件としてあり得るものは

・取り外し作業の順序間違い。
・ガス漏れしたエアコンのポンプダウン。
・ガス漏れで大気が混入し、かつ膨張弁不良(閉塞)を起こしているもの。

などが考えられます。

 通常は冷媒ガスのみを圧縮していますが、コンプレッサーに大気が入り込むと潤滑油(コンプレッサーオイル)と混合気となり圧縮熱で爆発します。ディーゼルエンジンと同じ原理です。

 しかし爆発を動力とするエンジンとは異なり、コンプレッサーは破裂してしまいます。その爆発力は室外機をコッパ微塵にふき飛ばすほどのもので、近くに人がいれば飛び散る部品が当たったり刺さったりと非常に危険です。

 国内で実際に事故は発生していますが数の少ないレアな事例です。

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2017年9月15日 (金)

熱交換器を凍らせて洗浄するエアコン登場

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(室内機熱交換器)

 エアコンの熱交換器を凍らせて洗浄する新製品が出るようです。

 一度凍らせて一気に溶かすとホコリを一緒に洗い流すという仕組みのようで、面白い方法を考えたものです。

 心配なのは凍らせることにより不具合が起きないかというところで、何点か思い当たりますが一流メーカーですのでその辺はクリアできていると期待します。

 しかしエアコン修理で見ておりますと熱交換器まで汚れてくるのは末期で、フィルターやファンのほうが先に詰まって機能しなくなっていることを多く感じます。
 近頃はフィルター自動掃除機能の付いたエアコンが多く出回っておりますが、あまり信用できるものではありません。かえって掃除をしなくなりエアコンをダメにしてしまうお宅も少なくありません。
 一方、ファンは冷気にさらされて結露するためカビとホコリが付着して羽がモコモコとした感じに覆われてしまい風が出なくなります。しかも高速で回転しますのでカビの胞子がまき散らされることも考えられます。

 フィルターはユーザーが取り外して清掃すれば問題ありませんがファンはそうはいきません。吹き出し口の奥でルーバーなどの障害物があって分解しなければ困難です。また誤って一枚でも羽を折ってしまうとバランスが崩れて室内機が振動して使用できなくなります。

 このファンを自動で洗浄できる仕組みができたらよいのですが無理でしょうね。せめて簡単に取り外せるようにできれば売れるのではないでしょうか。

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2017年9月 8日 (金)

漏電点検に伺いました。

お客さまより、漏電遮断器が落ちるとの連絡が入りました。

どこへ頼めばよいかわからず当店へ連絡してみたとのことでした。(川崎市多摩区)

お住まいは2階フロアで1階は別世帯になっています。

分電盤を開けて、
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この漏電遮断器が落ちたようです。(写真は処置後のものです。)

和室のブレーカー回路を入れると漏電遮断器が作動するとのことで、絶縁抵抗計で測定してみます。

抵抗計のテストピンを該当の回路へ
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抵抗値は、
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ほとんど0Ωで間違いなく漏電しています。

漏電しているところを探していきます。

まずは和室とその周辺で漏電している回路のコンセントに接続されている機器を全部外して再度測定。
・・・まだ漏電しています。

バルコニーに出ると屋外にコンセントがあってここも同じ回路になっていました。

すると「1階の屋外にもコンセントがあって車を充電している」との情報をいただきました。
写真は処置後のものでプラグは既に抜いてありますが、これがそのコンセント。
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しかしここは1階です。車を充電しているのも1階に住んでいる方で2階とは別の世帯です。

一応調べてみると・・・コンセントの電源が切れています。
”うん、ここがあやしい”

コンセントにさしてあるプラグを抜いて2階に上がり測定してみます。
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絶縁抵抗は正常値になりました。

どうやらこちらの建物は2階がメインとなる設計なので屋外のコンセントは2階につながれています。

そして外には小型の電気自動車があり、その充電系統か車両本体で漏電しているようです。

1階に住んでいる方は不在のため抜いたプラグに”ろう電してます”と表示して今回は完了としました。
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きたない字ですいません。coldsweats01

今回の漏電は電気自動車の系統でしたが、エアコンも室外機が雨水のかかるところに置かれていることが多く、漏電しやすい環境にあります。

雨の日になると漏電遮断器が落ちるといった症状がある場合は機器などの電気的絶縁が悪くなっているかもしれません。

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2017年9月 7日 (木)

おッと、またもや・・・。

エアコンの入れ替え工事に伺ったときの様子です。(東京都町田市)

古いエアコンの取り外しの作業でパイプ類を外すためハシゴに上りパテをはがすと
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筋交いが切られています。

室内機を外して屋内から見ると、
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穴あけの時にすごい音がしていたそうです。

筋交いの右に避けられるスペースがあるにも関わらず、お構いなしに抜いてます。ありえない・・・建物の強度に影響する構造物なので切ってはいけません。

量販店で購入し取り付けたエアコンだそうですが、取り付けてから既に10数年経っているのでお客さまはあきらめるとのことで、そのまま工事を続行し完了しました。

前にも筋交いに穴が開いている記事を載せましたが珍しいことではありません。日本中の家屋でたくさんのお宅がこのようなことになっていると思われます。

エアコン工事では建物の構造部に穴を開けられてしまう可能性がありますので、背後から見張っていたほうが良いかもしれません。

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2017年9月 4日 (月)

室外機のバルブが凍る。

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これは冷房運転時に室外機のバルブが凍っている写真です。
一見すると良く冷えているように思えますが、実は部屋はあまり冷えません。

バルブが凍る原因はいろいろありまして、いずれにしても不具合が発生しているときになります。
ヒートポンプサイクルのバランスがうまく取れていない状態です。
運転し始めに一時的に凍りその後溶ける場合はガスが安定域に入るまでの一過性のもので多くは問題ないと思います。

しかし、いつまでも溶けない場合は、
凍り方や場所にもよりますが、このような状態で使い続けると、
・部屋がいつまでたっても冷えない。
・室内機がエラーを出して停止する。
・室内機から氷が落ちる。
・室内機から水が落ちる、または飛んでくる。
・室内機から”ミシミシ”、”パキパキ”、異音がする。
・コンプレッサーを傷める。

このようなことが起こる可能性があります。

現在のエアコンはバルブが露出していないため見にくくなっていますが、昔は写真のように見えていたのでエアコンの工事をしていると隣のうちの室外機が凍っていて「調子悪そう」と思ったものです。
(凍っていなくても水滴の付き方でそのエアコンの状態がだいたいわかります。)

エアコンが調子悪いときはだましだまし使い続けると不具合が他へ波及していきますので早めに対処、修理するようにしましょう。

また凍っているところを発見しても触ってはいけません。手などでつかむと凍ってくっついて取れなくなることがあります。

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