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2017年8月 4日 (金)

複数のジョイントでガス漏れ修理。

一台のエアコンで何か所もガスが漏れていたケースです。(川崎市内)

カメラを車に忘れてきたため途中まで写真がありません。

今回のエアコンは10年以上前に取り付けられたもので、去年は吹出し口から水が飛んでいたけれど今年はそれに加え冷えなくなったとのことでした。

この症状で一番考えられるのはガス不足。その他にもいろいろありますが可能性の高いものからあたっていきます。
ガス不足で吹出し口から水が飛んでくるのは説明が大変になるので省略します。

運転するとやはり冷えません。エアコンを停止して圧力計をあてると気温に対して低めでガス不足です。ほとんど空に近い状態です。
ちなみに圧力計でガスが少ないと分かるのはかなり減ってからで、多少不足していてもわからないものです。

リークディテクター(漏れ検知器)でガス漏れ箇所を探します。
しかしこちらのエアコンはマンションに設置されたものなのですが、パイプが新築時に壁内に埋め込まれている埋設配管(隠ぺい配管)で、中継用ジョイントを含めると接続箇所が12か所(12コのフレアが)あります。

室内機背面のジョイントを調べたり、壁の点検口をあけたり、配管化粧カバーを外して漏れている場所を探します。

当方の使用しているリークディテクターは非常に高感度ですが反応が出たのは壁内点検口内のジョイント部で、しかも出たり出なかったりと安定していません。
これはかなり微量の漏れですがガスと共に漏れたオイル(ガスと一緒に流れるコンプレッサーオイル)が付着しています。設置当初から十年以上かけて少しずつ漏れていたのかもしれません。

室内機の背面にあるジョイントもリークディテクターでは反応なしでしたがオイルが付着していたので漏れていたと判断できます。

お客さまにお話しし修理することになりました。

まずは壁にある点検口内のジョイントから直します。
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すでにフレア加工をしているところです。

接続完了
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フレアナットやユニオン(中継用の部品)は不具合ないのでそのまま使用します。

続けて室内機背面のジョイント直し
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室内6か所のジョイントをすべて直しました。しかし全部締め付けが緩かった感じです。
室外側に漏れがなかったことを考えると、このエアコンを取り付けた業者さんは二人で室内と室外で分かれて作業したのかもしれません。
この業者さんあちらこちらでガス漏れを起こして大変な思いをしたかもしれませんね。(しかしこの安定した締め付けの甘さはトルクレンチを使ったのかも)

直した部分で切り取ったフレアです。
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フレア周囲がかなり肉厚になっていますので締めが甘かったのが伺えます。仕上がりもいいとは言えません。

背面を見ると
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2分側の背面に黒く変色しているところがあります。これは結露した水によるものですが、フレアナットの締め付けが甘く水の入る隙間があったということになります。ただしこのフレアに限ってはガスは漏れていなかったと思われます。漏れている場合はオイルが出て水ははじかれます。

そのためきれいな銅の色をしているほうが漏れていた可能性が高い部分となります。

接続完了で真空引きをしながら保温や外したところを元に戻します。

断熱材を巻いて
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ビニルテープ、コーテープ巻きが終わってさらに防湿テープを巻きました。
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点検口の中はほかにツッコミどころもありますが目をつぶってフタをします。

真空引きが終わったらガス量を確認して
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ガスチャージ中
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規定量封入
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運転して冷えを確認したら完了です。

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