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2017年7月

2017年7月27日 (木)

フリービルトイン基板交換

”フリービルトイン”と呼ばれるエアコンは天井内や壁の中、床下などへいろいろなオプションパーツを使用して設置できる機種です。

私も25年位前まではよく取り付けた記憶があります。
大工さんとの打ち合わせや壁の加工など結構たいへんな機種です。

今回はフリービルトイン室内機の基板交換です。(横浜市内)
室内機は押し入れ上の天井内に設置されていました。

点検では室内機がリモコンでも本体側スイッチでも動かなくなっています。
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前面の壁に付いている吹出しグリルを外してリモコン受光部兼スイッチがあります。

エアコン本体にある銘板シール
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1995年製(実は前回書いた記事と同じお宅の別のエアコンです。)

電装カバーを外してみるとこんな感じに設置されています。
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制御基板を見ると熱で黒くなっているところが2ヶ所ほどあります。
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近くで見ると
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だいぶ黒ずんでます。抵抗器の熱によるものと思われ、お客さまは「あまり使用しないエアコン」と言ってましたので運転中だけでなくブレーカーで電源が投入されている間はずっと熱くなっているのでしょう。

温度を測定してみると
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こちらは基板の上のほうにある抵抗器で66℃を表示しています。

そして下のほうの抵抗器も測定します。
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見にくいですが31℃を表示しています。(抵抗器に巻いてあるガラスチューブの赤いレーザーポイントが測定中心部です。)

31℃は天井内の温度とほとんど同じで熱は出ていません。ということはこの回路は既に機能していないことがわかります。

「半田を上げ直せばなおるんじゃないの?」と考える方もいるかもしれませんがエアコンなどモーターを回すような機器では危険な場合がありますので基板を丸ごと交換します。

メーカーさんの部品もあって取り寄せ後、交換作業に入ります。
やはり通常の壁掛け型ルームエアコンとはちがって部品の在庫を長くしてくれているようです。

部品が入荷したときに開けて間違いがないか確認するのですが、点検時の記憶と部品の配置がかなり異なっていてメーカーの技術部に電話したところ間違いなしとのことです。

再訪問して修理を開始。故障した基板と新品を並べてみると
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だいぶ変わりました。左が新品、右が故障している基板。熱を出していた抵抗器が消えています。

改良がおこなわれたようで、先ほどの半田上げ直しはしない理由としてこのようなこともあります。

これなら熱で基板が壊れる心配も少なくなります。

基板を取り付けて
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電装カバーを取り付けて
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いつもどおり絶縁抵抗測定して問題なし。冷房運転して「涼しい~good」。

修理完了。

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2017年7月24日 (月)

シリアル信号異常で基板交換。

エアコンが効かなくなったとの依頼を受けて点検に伺いました。(横浜市内)

こちらのお客さまのお宅へは前回修理で伺ったのが8年ほど前でエアコンの使用年数も長く修理をするにも部品があるか心配でした。家の新築工事時に設置されたエアコンを使用されていて何台もありますので年数が経つとどうしても順番に故障が発生してきます。(ちなみに工事は当店ではありません。)

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配線でちょっと隠れていますが1995年製(22年前)のエアコンです。

こちらのエアコンは室内機が天井カセット型で室内ユニットは天井内に埋め込まれてパネルだけが見えているスッキリとしたタイプです。業務用のエアコンでよく使用されています。

しかしこの天井カセット型はエアコンを入れ替えるとなると本体や工事費が高額になるためできる限り修理で長持ちさせたいものです。

エアコンの冷房を付けてみると・・・
 室外機が動き始めました。バルブの温度も徐々に低くなって冷房が効いているようです。室内機の吸込み、吹出し温度を測定するとほぼ正常。と思っていたら急に温度が出なくなって室外機が停止したようです。

室内機は運転ランプが点滅してエラーを示しています。エラーコードをメーカーに聞こうと思いましたが混雑していてこちらで調べたほうが早いと判断し室外機をばらして確認すると”シリアル信号異常”

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このエラーはちょっと厄介で室内機と室外機の両方の故障が考えられ、信号の出方やタイミングがメーカーや機種によって異なるため判定が難しいときがあります。

シリアル信号を測定しながら配線の抜き差しをして室外機の動きを観察します。
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どうやら室内機からの信号は来ていますが室外機からは出ていません。室外機の基板不良と判定しました。

メーカーに恐る恐る部品の有無を確認します。「在庫あります。」おお、よかった~。happy01

天井カセット型ということもあって長めに在庫しているのかもしれません。どうやらこのエアコン2004年まで製造されていたようです。長いですね。

では交換作業。こちらの基板を交換します。
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外す前にコンデンサが放電しているか確認します。充電状態だと直流280Vかかってますので危険です。

基板を外して
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簡単に書いてますが、どうしても外せないネジがあって前面のグリルやリアクタという部品を外してから基板をとりました。

今とちがってこのころの基板は整流系(交流を直流に換える)の部品が別になっています。
もっと昔はパワートランジスタ(制御基板で発生させた交流信号を増幅してコンプレッサーの動力電源とする部品、パワーモジュール)も別部品となっていました。

壊れた基板がこちら
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古い放熱用のシリコングリスをふき取って
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そしてこちらが新しい基板
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放熱用グリスが付属品になっていました。
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親切なメーカーさんです。(付いてこないところもありますので・・・) たっぷり入っていますが1割も使わないと思います。

グリスを塗って
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基板を取り付けました。
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外したパーツを元通りにして絶縁抵抗測定し問題なし。

ブレーカーを上げてスイッチオン

シリアル信号も絶え間なくやり取りして室外機からも信号が出ているようです。

エラーも出なくなり正常運転し完了しました。
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2017年7月14日 (金)

3室マルチ ファンモーター故障修理

今回は「室外機のファンが回らない」との依頼を受け出動です。(川崎市内)

車をとめるところをご案内いただきお部屋に向かいますが、その道中「少し前に室外機からキーキーと大きな音がしていた」「(ファンは回っていないが)室外機は動いている音がしている」とのお話をいただきましたのでファンモーターの故障と推測しました。

ファンが回らないと熱交換ができないため冷暖房共に効かなくなります。

さっそく室外機のグリルからドライバーを差し込みファンを回しますが固くてほとんど動きません。ファンモーター故障で確定です。正常であれば風が吹いただけでもクルクルと回ります。

エアコン本体は製造から10数年経過していて設計寿命は過ぎていると思いますが新品に入れ替えるにしても3室マルチのエアコンは本体価格と工事費用が高額になるので部品のあるうちは修理で対応する場合がほとんどです。

すぐにメーカーへ部品の有無を確認します。ファンモーターを交換する場合はモーターだけでなくファンの在庫も確認しないといけません。モーターからファンを外す際に固着や劣化で割れてしまうことがあるためです。

メーカーからは「(モーター、ファン共に)数は少ないですが流通しているようです。」との回答です。

ためしにファンが割れずに取り外すことができるかやってみたところ問題なく取れたのでモーター交換の費用をお客さまに伝えて部品を発注しました。
3室マルチでは室外機も業務用エアコンのように大きくファンモーターも大型のため費用は少々割高です。

交換修理の模様

室外機を開けていきます。
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こちらが動かないファン
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手で回すとゴリゴリした感触で少し動きます。

上から見ると、
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ファンを外して、
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外したモーター
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続いて新品のモーターを箱から出します。
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ピカピカです。
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故障したモーターと色が違いますが古いほうはおそらく六価クロムメッキで人体に悪影響があるため、新しいほうは三価クロムかなにかに変わったのではと思われます。

新しいモーターを付けて配線します。
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ブッシングに通した線は元のようにパテ埋めして
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ファンを取り付けます。
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このモーターはコネクタが2つあります。
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古いモーター
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おつかれさま。

組み立てが終わって絶縁抵抗測定、ファンも問題なく回転して冷房も効くようになり完了です。
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ご依頼いただき有り難うございました。

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2017年7月10日 (月)

エアコンには漏電遮断器を・・・

エアコンにアースが必要なことは以前にも書きましたが、それに関連することで今回は漏電遮断器です。

漏電遮断器は文字通り漏電が発生したときに遮断する装置です。これがないと漏電しても気が付かずに事故になるかもしれません。

エアコンで漏電しやすいところは室外機周辺、とくにコンプレッサーが多いと思います。

エアコンに漏電遮断器が必要か?というとまずほとんどの場合必要です。
一般家庭の電灯線(対地電圧150V以下)でも”水気のある場所”に設置する機器は漏電遮断器を施設することになっています。

この”水気のある場所”は雨のかかる場所などはほとんど含まれますので室外機を置くところは全部といえるほどあてはまります。

漏電遮断器は分電盤の主幹に一つ付いていればそこから分岐された回路はすべて保護されていますので個別に取り付ける必要はありません。また昔の分電盤でない限り現在では初めから付いていると思います。

しかし漏電遮断器の付いていない昔の分電盤をそのまま使用している場合、エアコンの取り付けや取り替えの際に設置する必要が出てきます。

分電盤を取り替えて漏電遮断器を取り付けるには高額な費用がかかってしまったり、賃貸住宅ではたやすくできるものでもありません。

とりあえずエアコンだけでも漏電遮断器を取り付けるには”OC付の漏電ブレーカー”という手段があります。

これです。
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箱にOC付、2P2E20A30mA等と書かれていますが
2P:ツーポール、極数が2つ(配線2本用)
2E:ツーエレメント、過電流素子(過電流のときに検知遮断するための素子)が2つで100V・200Vどちらにも使用可能。
OC付:オーバーカレント(過電流)の略。2Eと関連します。
20A:遮断電流20Aでブレーカーが落ちます。
30mA:漏電電流30mAでブレーカーが落ちます。
などの意味です。

昔からある分電盤の中で交換するとそのブレーカー回路だけになりますが過電流と同時に漏電遮断器で保護することができます。
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このようになります。

ブレーカーの”入”の文字の下にある灰色の丸いものはテストボタンで漏電ブレーカーが正常に作動するかときどき押して確認するために付いています。

近頃ではめっきり需要の少なくなった小型漏電ブレーカーですがときどき活躍します。

ただし電気工事士の資格がなければ交換作業はもちろんできません。

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2017年7月 6日 (木)

室外機不良・・・。続き

先日、室外機不良でこちらに書きましたがその続きです。(川崎市内)

室外機バルブのパイプが接続される肝心な部分にキズが入っていてガス漏れする可能性が高いと思われるこれ、
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アップで、
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結局、エアコンが去年の型のためか室外機の新品交換にはならずメーカーによるバルブ部分のみの無償交換修理となりました。

一週間後にメーカーが修理にくるとの連絡をお客さまよりいただき、その翌日に取り付ける予定でいたのですが修理に来たメーカーサービスマンは2時間程度格闘して修理できずに持ち帰ってしまったそうです。
メーカーより戻るまでまた工事は延期となってしまいました。

直って室外機が納入され、ようやく使えるようになります。
残りの工事は室外機を接続するだけになっていたので持ってきたサービスマンが危うく接続しようと施工しかけたらしいのですが、お客さまにあらかじめパイプに触れさせないように伝えていたので何もせず帰ったようです。
メーカーのサービスマンだからといってもだいたい下請け業者が多いので信用まではちょっと・・・。

修理されたバルブはこんな感じです。
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今回は液管側の不良でしたので多分こちらだけ交換したものと思われます。

フレアナットを外します。ところが・・・
”シューーー” ガス管側のキャップになっているフレアナットを緩めるとガスが勢いよく出てきます。バルブがしっかり締まっていません。以前はなんともなかったので修理でバルブを開けてしっかり締めなかったのでしょう。お願いしますよメーカーさん・・・。
バルブを増し締めしてナットを外します。

フレアナットを外してみると、
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ガス管側と比べると汚れた感じになっていますが一応新品なんでしょうか?

接続面を正面から見ると、
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キズはありません。

これで安心して取り付けられます。フレアを加工して室外機に接続し真空引きし終わってサービスポートに接続していたホースを外します。サービスポートとは冷凍サイクルの真空乾燥、ガスチャージ、圧力測定等をするポートです。バルブコアという車のタイヤの空気を入れるところのムシと同じような部品が入っていてホースを外してもガスは出てきません。

ところが・・・

”シューーー” こんどはサービスポートからガスが止まりません。まだ大気圧より少し圧力を上げただけで大してガスは出ていませんから冷暖房能力に影響はないと思いますが、バルブコアを何度か押して放してを繰り返しても増し締めしても止まる様子はありません。

新品のエアコンでバルブコアの不良は初めてなので修理時に無理なガス抜きやガス入れ、もしくは脱着をしたのかもしれません。この時点でかなり呆れて諦めモード、もうメーカーに言う気も失せてます。こちらのメーカーさんは苦情を言うにも”お客様相談窓口”みたいなところしかないようで”のれんに腕押し”てな感じです。

この暑さで設置を急ぐためお客さまと相談の上、新品のバルブコアに交換します。修理でもほとんど使うことがない部品です。

バルブコアを外していきます。
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頭が出てきました。
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出てきた不良のバルブコア、
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一部パッキンがはみ出して変形しています。

こちらは新品のバルブコア、
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新冷媒用です。

取り付けて2度目の真空引き。
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ホースを外してもガスは漏れなくなりました。その後バルブを全開にして念のため泡のリークチェッカーをかけても漏れはありません。

試運転は問題なく完了しました。
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やっと今日から涼しく過ごせることでしょう。

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2017年7月 3日 (月)

本格的な夏がやってきました。

この時期に晴れると湿度が高くサウナ状態です。coldsweats01

エアコンの工事などの作業をしていて一番注意をしなければならない季節になりました。

”熱中症”私も何度かなりかけたことがあります。作業に集中しているときが特に危ないんですよね。

現在では扇風機を持参して必要なときはお客さまにお声がけし使用させていただいています。

この季節いつも車に積んでいる扇風機
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小型のサーキュレーターです。

特に室内の作業には重宝します。
だいたいエアコンが付いていないもしくは壊れているところでの作業なので暑いのはもちろんですが、何といっても”汗”、これが止まりません。顔や腕から床に”ポタッ”、エアコンに”ポタッ”と落ちてしまい、壁に触れば”ベチャ”と付いてしまいます。お客さんにとっても気持ち悪いですよね。
扇風機を使えば汗が引いて清潔に作業できます。

熱中症になってお客さまに迷惑をかける心配も少なくなります。

夏に携帯するものは扇風機、補給水、蚊取り線香。この3点は欠かせません。

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2017年7月 2日 (日)

賃貸住宅に配管化粧カバーは許可が必要。

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↑倉庫の肥し・・・ ではなく在庫。coldsweats01

納品された配管化粧カバーを使うことなく倉庫へしまいます。いずれ使うことになるので問題はありません。

まあそれはよしとして本題へ→

お客さまのご希望により配管化粧カバーの見積もりをして材料をそろえて現地へ到着。
「あれ~、ここ賃貸っぽいけど・・・」

お客さまに確認するとやはり賃貸住宅。配管化粧カバーを付けるにはネジを何本も打つため管理会社の許可が必要です。朝早いためまだ連絡が付かないとのことで、室内機の取り付け準備から始めて行きます。

しばらくして確認がとれて「壁へのネジ打ちはダメng」とのことでテープまき仕上げに変更です。

最近の賃貸住宅は内装の造りが分譲マンションとほとんど変わらないので見積もり時にメールで送っていただいた写真ではすっかり分譲と思い込んでいました。

賃貸住宅の場合、室内機を取り付けるためのネジ打ちは必要不可欠、暗黙の了解で許可は必要ありませんが、見た目を良くする目的で取り付けられる配管化粧カバーはエアコンの機能上とくに必要のないものになります。

許可を得ずに勝手に取り付けてしまえば退去時に高額な補修費を請求されることもあり得るので注意が必要です。
もちろんその場合でも当方ではお客様の指示で化粧カバーを取り付けていますので当然のことながらこちらで補修費の負担は致しません。

今回はこちらが気付いて結果オーライということで・・・。

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2017年7月 1日 (土)

超強力レンジフード恐るべし・・・

今年3月にこちらで取り付けたエアコンから換気扇を回すと変な音がするとのことで早速現地へ向かいました。

ドレンのポコポコ音だとすぐに気が付きましたが一戸建てなので「はて?マンションでもないのにそんなに室内が負圧になるものか・・・」と不思議に思いながら到着。

状況を確認させていただきました。ポコポコと音がします。

タバコをお吸いになる部屋(8畳)とのことで別の部屋へ匂いが行かないよう窓を閉めてレンジフード(台所用換気扇)を最大風量で回しています。しかし外気を入れる通気口が見当たりません。
あとでわかったのですが押し入れの中に通気口があるようであまり有効ではありません。

部屋のドアも空気が漏れないように隙間テープでしっかりと塞がっていて周囲と比べて部屋が負圧になっているため力を入れないと開きません。どこからも吸気ができないためエアコンの排水用ドレン管からは強い勢いで吸気しています。さすがにこりゃ音出るわ~wobbly

お家を建てる際に別の業者さんで銅管とドレン用塩ビ管を先行して壁の中に埋め込んである隠ぺい配管でしたのでこちらで行った工事範囲に逆勾配がないか念のため確認します。勾配は緩やかですが逆勾配はありません。

側面から見るとこのような感じにつながっています。
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試しにもっと勾配が取れるように手で押さえてみました。静かになるかと思いきや逆にひどくなってしまいます。どうもドレン管内を通る空気はその速さで曲がり部分などで乱流や渦を巻いて水を戻してしまっているようです。

ドアに付けていた隙間テープを下半分外していただいたところ音は出なくなりました。

お客さまには有効なところに吸気口を設けるか、ドレンの逆止弁を付けて強制的に止めるか、判断していただくことになりました。

なぜここで逆止弁をお勧めしなかったかというと壁の中の隠ぺい配管されているドレン塩ビ管には室内機のドレンホースが差し込んであるため、万一逆止弁が詰まって水漏れを起こすと壁の中で漏水し最悪の場合気が付かないで被害が増大する懸念があったためです。

いろいろな意味で隠ぺい配管は設計士さんに勧められてもやめたほうが将来的に無難です。

レンジフードは吸気が不足する状況では同時吸排気タイプが良いかもしれません。

なおレンジフードは本来、調理の際に短時間使用するもので常時換気には強力過ぎて不向きです。たとえ吸気が効率よく行える状況でもこんどは冷暖房効率が低下します。

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配管化粧カバーの直線出し

テープ巻きのパイプは見た目がどうも・・・despair。という方は配管化粧カバーをお勧めします。

配管化粧カバーを取り付けているお宅も多くなりましたが、垂直が出ておらず斜めになって施工されているものをよく見かけます。水平部分を排水勾配のために斜めにするのは機能上必要なことですが垂直部分が斜めだと気になるものです。

また化粧カバーの材質は樹脂ですので日光に当たると曲がります。施工しているときに陽があたって湾曲した状態で付けてしまっているものもあります。特に室内機を2階に付けて室外機を地面に置く場合など真下から見上げ曲がっているとよく目だってしまいます。

私は配管化粧カバーの屋外直線部分にはチョークライン(チョークの粉で直線を引くもの)や水糸を使用して真っすぐにしています。建物の状況などによりどちらかを選定して使用します。
当店の作業時間が長いのはこういうことをしているからでしょうね。coldsweats01

今回は水糸を使用しました。化粧カバーを取り付ける近辺には基準となるものがないため下げ振りを使用して垂直を出します。
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下げ振りのおもりに水糸を付けて使用します。

垂直が出たら上端となる出口カバーと下端となるコーナーのパーツを取り付けて水糸を張ります。
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中間のダクトやジョイントのパーツを取り付けて
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このようにすれば真っすぐスッキリと付きます。good

仕上がりはこんな感じ
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室外機の台にブロックレンガを使用していますが設置場所が隣地境界線で余裕がなく通常の台などは使用できなかったためです。

また途中設備用排水管があり隙間が少ないため化粧カバーを加工してあります。

こちらのお客さまのお宅ではこのほかに3台設置いたしました。ご依頼いただきまして有り難うございます。
試運転結果は当店データベースに保管してあります。

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