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2017年4月

2017年4月27日 (木)

エアコン工事をするには電気工事業の登録が必要です。

エアコンの工事や修理を請け負って商売とするには電気工事業の登録が必要だということをご存知でしょうか。

この登録をせずに請負っているところがありますのでご注意ください。

そもそもエアコンて電気工事なの?と思われる方もいるかもしれません。エアコン工事や修理をするには電気工事を伴いますので電気工事業に分類され経済産業省より電気工事業の登録が必要な旨通達が出ています。

登録が必要なことは「電気工事業の業務の適正化に関する法律」で定められていて”電気工作物の保安の確保に資することを目的”とされています。不適切な工事による電気火災や事故を防止するために登録をしないで勝手に工事してはいけませんよ!ということです。

なぜ登録を受けずに勝手にやっている者がいるかというと、エアコン工事業界では業者をしている親方(これがまた無許可だったりします)に弟子入りしてそのまま独立して業者になるということが連鎖的に行われていることが主因ではないかと私は推測しています。

電気工事業の登録には営業所に主任電気工事士を置かなければならず(個人であれば自身が主任電気工事士になります。)、この主任電気工事士になるためには第二種電気工事士の資格を取得後に行った実務経験を証明する必要があり、その実務経験は電気工事業を登録した会社や個人に雇用(下請けはダメ)されそこの主任電気工事士の指導の下で電気工事に携わった期間や件数ですから無許可営業のところへ弟子入りしても無効なのです。

以上のように電気の安全確保のため出所不明では登録できない制度になっていますので、”このたび第二種電気工事士取得しました。”と載せているところは無許可(しかもいままで無資格?)を公言しているようなものです。

無許可営業では半年後に連絡を取ろうとしたら行方不明といったことも多々ありますので注意が必要です。

エアコン工事や修理の業者を選ぶときは「電気工事業の登録」を確認するようにしましょう。

2017年4月26日 (水)

室外機の天吊り工事をしました。

今回は近頃少なくなった室外機の天吊り工事(川崎市内)です。happy01

このエアコンはお客様のお引っ越しに伴って移設してきたものです。

室外機を天井に吊ることを業界では”外機天吊り(がいきてんつり)”といい、これを行うには建築時コンクリートを流す前に受けとなるナット(インサートといいます)が埋めてなければなりません。マンションなどではアンカーを後打ちしての天吊りは共用部のため許可が下りないでしょう。

それでは施工の様子です。

4つのインサート(黄色丸の部分)が公団仕様で50㎝四方に埋め込まれていますので天吊り金具をボルトで固定します。
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ボルトを近くで見た様子
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今回は埋め込まれているインサートが鉄のナットでしたので固定するボルトも同じく鉄を選定します。実は天吊り金具に固定用のボルトは付属してきません。写真では亜鉛メッキのような色をしていますが錆防止でシーリング材を塗布しているためです。

鉄のインサートナットに”錆びないから”とステンレスボルトを使用すると電位の異なる異種金属接触で湿気により電食してインサート側の錆を早めてしまう恐れがあります。(その分ステンレスは余計に長持ちしますhappy02

固定しているワッシャーは大きめでしっかり押さえられるものを調達しました。

ボルトのサイズはここのインサートに合わせてミリネジ(10㎜)を選定しています。

建築系でよく使用されるインチネジの場合もありますので間違えてはいけません。10㎜のインサートに3/8インチのボルトを差し込んでいるものがよくありますが、グラグラでネジピッチも違いますのでボルトが点接触となってネジ山を傷めます。知らないのかもしれませんね。(知っていてやっていたら・・・wobbly

次に室外機を持ち上げるための器具を取り付けます。
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昔は人力で担いであげていましたが危険性がありますので当店ではこうした器具で行います。

室外機を掛けて
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上げていきます。
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受けのフレームをつけて
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室外機を固定してパイプ類を加工、接続したら完了です。
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今回室外機の排水を施工していませんが排水用の部品がなくなっていて取り寄せなければならなかったため 、お客様のご希望でしばらく使用して必要な場合はまたご依頼頂くこととなりました。

パイプが排水トラップのように一度下がってから穴に入っていますが、
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これはパイプを伝ってきた雨水や結露水が室内側へ入らないようにするためと、室外機は金具で地震や強風で揺れるようになっていますので、その動きを吸収して室内側へ影響しないようにしています。

室外機の天井吊りの利点はベランダが広く使えることにあります。欠点はベランダの天井が低いと背の高い方は頭をぶつけたり、室内から室外機が見えて気になることがあるといったところでしょうか。

建物によっては消防により避難路確保のため室外機天吊りが強制されている場合があります。

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2017年4月18日 (火)

室内配管化粧カバーですっきりと

エアコン設置の際に室内側に配管化粧カバーを取り付けたときの様子(川崎市内)です。happy01

 マンションでは構造上パイプを通す穴がエアコン取り付け位置よりも低いところにあります。そのため室内機から穴までパイプが露出するので見た目がイマイチよくありません。gawk

 そこで今回はお客さまのご希望により室内配管化粧カバーを取り付けます。

まずはカバーの枠を壁に取り付けます。
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拡大すると
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こんな感じです。

 取り付けたところは写真のように階段状に段差があって、しかもその段差が小さいために普段あまり出番のない部材を調達しました。

 ネジが効かない石膏ボードの部分はボードファスナーを使用してガタつきが出ないように固定します。

室内機を引っかけて
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 またもや作業に集中して配管や電線を加工している写真は撮り忘れています。coldsweats01

 取り付けたカバーの枠に沿ってパイプを加工するのはこのように段差が多いと少し大変です。また中にはドレン排水管も通すため下り勾配になるようにカバー内部で銅管2本とドレン管、電線をひねりを入れながらテーピングしています。

いきなり設置完了sign01
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大きくすると、
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このような感じです。

 カバーの蓋を取り付けるとスッキリshine 仕上がりが気持ちいいです。

 今回取り付けた化粧カバーは因幡電工製のMDシリーズ(マンションダクト)で、白くて角ばっているので室内への使用にマッチします。

 いかがだったでしょうか。室内側の美観を重視されるのでしたらお勧めです。happy01

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2017年4月11日 (火)

既設配管化粧カバーでのエアコン入れ替え工事

十年ほど前に取り付けられたエアコンの新品への入れ替え工事(川崎市内)をしました。notes

 エアコンが古くなっていたので新品に交換するのですが、すでに取り付けられている配管化粧カバーはそれほど劣化しておらず、今回はそのまま使用しました。

まずは取り外す前の状況です。
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 室外機周りの配管テープの劣化が年数を感じさせます。

 途中の様子は作業に集中していてまったく撮影していませんでした。happy02

つづいて設置完了。
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 室内機、室外機ともにコンパクトになりましたがそのぶんだけ室内機の左側はむかしの壁紙が少しはみ出ています。down でもご安心、このあとクロス屋さんが入ってきれいに仕上げてくれる事になっているそうです。happy01

 配管化粧カバーをそのまま流用する場合でも中に通してあるパイプ類は新品に交換します。各接続部の長さが合わなかったり劣化が進んでいるためです。

 試運転して各所不具合ないか、ドレンから異音がしないかなどを確認して作業完了です。coldsweats01

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2017年4月 5日 (水)

エアコンコンセントの移動

今回はエアコンのコンセントを移動したときの様子(横浜市内)です。happy01

 このエアコンは別件(暖房が効かない)で依頼を受けて点検したところ室内機の熱交換器(ラジエターみたいなところ)からガス漏れをしていました。高額な修理内容ですがまだ購入年数が浅くメーカー保証が受けられたため、そちらの修理はメーカーさんにお願いしてもらいました。

 しかしエアコンのコンセントが見当たりません。どうやらエアコン本体の裏に隠れているようです。このままでは使い勝手が悪いだけでなく、事故などのトラブルになりかねないためコンセントの移動を提案させていただきました。

 メーカーさんの修理が完了して再度依頼をいただき作業を行いました。メーカーさんからもコンセントを直したほうがよいとの話があったそうです。

施工前のエアコンの様子(前面のパネルは外してあります)
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エアコン本体裏の右上のほうにコンセントが隠れています。

まずガスを回収(ポンプダウン)して室外機のパイプを取り外してから室内機のグリルを取り外し、
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本体を傾けてロープで固定しました。
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ちょっと荒々しくも見えますが今回このようにしたのは設置された状況が簡単にパイプを抜き差しできない状態であったため、室外機側のジョイントを外して穴を貫通しているパイプを軸に回転することで室内機本体側のパイプの捻じれや座屈などを生じさせないようにすると共に施主様の費用負担を減らすことができる双方のバランスを考慮した方法です。happy01

そして隠れていたコンセントがこちら。
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コンセントとプラグは壁の中で接続されていました。上にアース線がありますね、これもつなぐようにします。

 コンセントを移動する位置は施主様のご希望で普通のコンセントと同じように埋込型を使用するので壁の中に障害物がないところで決定します。

壁を切って、
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中はこのようになっています。
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壁内の上に見えるのはGLボンドでこれは「GL工法」といって下地を組まずに壁をボンドで張り付けてあります。黄色いところはコンクリートに吹き付けられた断熱材です。

線を通したらコンセント用にボックスを取り付けます。
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コンセントを取り付けます。
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元の電線は被覆の中まで酸化して真っ黒になっていたので接触がよくなるように磨きました。
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電線を接続(圧着)して絶縁キャップを被せてコンクリート内のボックスへ入れます。
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エアコン本体裏の穴を塞ぎます。
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コンセント用に切り取った石膏ボードをはめ込んで周囲をパテ埋めした上からアルミテープを貼りました。

 室内側のパイプの穴もアルミテープとパテで空気の流れを遮断しました。

あとは室外機をつないで真空引きしたらバルブを開放して試運転です。
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 電気工事したところは絶縁測定、電圧測定、極性確認、回路の確認と帳簿保存等を規則に準じておこないます。

 試運転もおわって作業完了です。coldsweats01

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